エクストレイルは国内市場だけでなく、海外でも人気があることをご存じでしょうか。
もともとRAV4やハリアーなどトヨタ車の人気が高い傾向にあるなかで、クロスオーバーSUV(RV車)として時間とともに海外マーケットでも受け入れられるようになりました。
海外市場でも使い勝手のよいクロカンSUVは大変ニーズが高いです。なかでも悪路での安定した走行性や、居住性を兼ねそろえたエクストレイルは、実用性のうえでも多くのユーザーから支持を得ます。初代NT30型から二代目NT31・三代目NT32モデルまで、幅広く需要が高いのが特徴です。
目次
エクストレイルは廃車でも高価買取が狙える!
エクストレイルは事故車や不動車でもOK
人気が高いのはわかったけど、動かない車ではダメでしょ?
そう思っている方はいませんか。たしかに動く車や状態の良い車両のほうが、高価査定を狙いやすいのも事実です。さらに豊富なオプション(寒冷地仕様や、サンルーフなど)が装備されていれば言うことはありません。
そういったコンディションのよい車に関しては、まだまだ日本国内の中古車市場でも需要があります。走行距離の多い車両であっても、国内用の査定額が期待できるでしょう。
一方で長らく放置していたためにエンジンがかからない車や、事故でフロント部分が大破してしまった車など、商品価値が著しく落ちている場合でも、廃車業者は金額をつけて買い取ってくれることが多いです。理由はかんたんで、中古部品の需要が高いからです。
日産エクストレイル4WDを買ってくれたタンザニアの方から写真をいただいた。アフリカ大陸ではSUVが大人気。
「仲の良い友好関係を築くこと」これが僕のビジネスのゴール。
皆さん定期的に写真やら動画を送ってくれるもので、バーチャル海外旅行が出来ています 笑 どっちが客だかわかりませんね💦 pic.twitter.com/jDbc1WBiEg
— ケープペンギン@アフリカと車 (@YK93066211) May 9, 2020
解体処理後の中古部品を再販する
廃車買取業者は基本的にどんな状態の車両でも買い取っていきます。引き取った車は解体処理をしたのちに、まだ使用できる部品とそうでないものに仕分けされます。(壊れてしまったパーツのほかに、鉄やアルミなど資源として再利用できるものがあります)
エクストレイルの品質の良い中古部品は、日本国内だけではなく海外市場にも売りに出されます。エンジン・ミッション・サスペンションといった機構部。ボンネット・ドア・バンパー・フェンダーといった外装部。ほかにも内装部品からスイッチ類、ライト類とどんな部品にも需要があります。
生きている車を海外に運び、乗り続けているうちにやがてぶつけたり、調子が悪くなったりという事態は必ず起こります。すると代替えの部品が必要になるのですが、自国の車ではないため、品数はけっして多いわけではありません。日本国内で廃車業者が解体処理のうえばらした中古パーツの一つ一つが、求められて海外に渡っていきます。
エクストレイルを高く売るコツ
これはエクストレイルに限らずどの車種にも言えることですが、今からお伝えする方法以外に高く売るコツはないと言っても過言ではありません。
それは査定をする際は1社で終わらず、複数(できれば3社以上)の業者にきくことです。まず1社の査定では金額のポテンシャルがわかりません。2万円と提示されたところで、それが高いのか安いのか、判断することができませんよね。
この高いのか安いのか判断できない、という点が足元を見られる金額提示につながるのです。正しい情報を持っていれば、提示額に対して適切なジャッジをくだすことができます。
とはいえ一般の方がクルマの相場観など持ち合わせているはずがないですよね。だからこそ複数の業者に聞くことによって、愛車の金額の裏付けをとっていくことへとつながります。
幸いなことに廃車の査定では実車を見ることなく査定ができます。電話やお問い合わせフォームで簡単な内容(車種や年式、走行距離など)を伝えるだけで、査定額を出してくれるのが特徴です。
しこれが高年式の車でしたらここまでスムーズにはいきません。どうしても現車を見る必要があるので、金額を出すためだけのアポイントをとる煩わしさが出てしまうのです。
廃車査定のこの手軽な特徴をいかして、複数の業者に値段の確認をとり、そのうえで最終的な処分先を決めることを強くおすすめします。はじめの1件に連絡すると気づくことなのですが、”廃車の査定ってこんなに簡単なのか!”と膝を打つこと間違いなしです。
また廃車業者が抱えているオーダー状況によっても査定額は変化します。在庫をかかえた業者は、すでにお腹いっぱいですから必然的に低査定になりますし、その逆にたくさんの入庫を待ち望んでいる業者もいます。これはタイミングとしか言えませんが、1社だけにあたるとなると、なかなか良いタイミングにあうことは難しいでしょう。
いかがでしょうか?『エクストレイルは海外市場も視野に廃車査定が期待できるので、なるべく複数の業者に問い合わせるのがベスト』ということがおわかり頂けたと思います。
さて、それでは次章からエクストレイルの知識(概要・歴史・評判・ライバル車など)について紹介していきます。興味がある方はぜひ目を通してみてください!
日産・エクストレイルについて~概要・歴史・評判・ライバル車を解説~
SUV市場の活況は世界中に広まり、特にクロスオーバーSUVは長期的なブームとして続いています。そんな中、発売当初から輝きを失わないSUVの一つとして、エクストレイルはカウントされます。
エクストレイルは、他日産車の後継車としてではなく、新車種として開発された点が大きな特徴です。その新しさは多くのファンを虜にし、長年にわたり根強い人気を保っています。
この記事では、日産・エクストレイルについて、その概要や歴史に触れつつ、評判・ライバル車について解説していきます。独身・ファミリー問わず楽しく取り回せる車のため、SUV初心者にもおすすめできる車の一つです。
日産の4WDクロスオーバーSUVとして人気を博す
エクストレイルは、日産の4WDクロスオーバーSUVとして、過去に開発した車とは全く別の車格・コンセプトに基づき開発されました。「4人が快適で楽しく過ごせる、予算200万円の使える4WD」として、広く一般に浸透した車です。
オン・オフ問わないダイナミックな走り
エクストレイルの大きな特徴は、いかにもクロカンといったデザインに見えつつも、オンロード走行も見据えたクロスオーバーSUVである点です。ただし、オフロードユースを重視しているため、オン・オフ問わずダイナミックな走りを楽しめます。
2代目からはクリーンディーゼル車も追加され、燃費の面でも性能が向上し、ランニングコストも安くなりました。時代に合わせてアップデートを繰り返しながらも、走りを楽しめる点は妥協しないSUVとして、多くのドライバーから支持を集めています。
やっぱエクストレイルかっけー pic.twitter.com/f2TdSoWAin
— SakuraChon (@sensei_red2) May 17, 2020
遊べて使える4WDとして愛される
SUVには走破性を高める機能が付随しているケースが多く、エクストレイルも例外ではありません。インテリジェント4×4は、冬道や悪路を進むのに重宝しますし、走行状況に応じた安定駆動を実現しているオートモードもありがたい機能です。
また、エクストレイル人気に火がついた理由の一つとして、シート・フロア・ラゲッジボードの防水機能が挙げられます。汚れた自転車・濡れたスノーボードを豪快に荷室に載せても、拭くだけでキレイになるため、アウトドア好きにはたまらない一台となりました。
エクストレイルに乗ってます!
この車とずっと一緒にいたい!!
エクストレイル乗りの人フォローお願いします🙇♂️#エクストレイル #車好きと繋がりたい #車好きと繋がりたい pic.twitter.com/EOt6l0dgYY— Carsuke (@Carsuke_) May 15, 2020
3列シートという選択肢も
SUVで3列シート付きのグレードと言えば、ランドクルーザーのような超大型車がイメージしやすいかもしれません。しかし、居住性はともかく、お手軽価格でSUV3列シートを実現したという意味では、エクストレイルも少なからず貢献した車種の一つです。
乗り心地は厳しいという評価が多いものの、緊急用のシートとしては十分機能を果たせる仕様のため、年に数回でも多人数乗車の機会がある人には重宝するオプションです。
クロカンに求めるニーズを正しく把握したエクストレイル
初代エクストレイルは、正当派クロカン車としても十分通用するデザインでしたが、代替えするごとにスタイリッシュなデザインになっていきました。これは、日産が「世間がクロカンに求めるニーズ」を正しく把握していたことに勝因があったものと推察されます。
【SUV好き=悪路好き】ではない
SUVで悪路を走る能力は、よほどコアなアウトドア志向がある人以外には、それほどニーズがありません。山間の温泉めぐりなど、シビアコンディションを走る趣味がない限り、悪路走破性を第一条件として車を選ぶ人はいないのが現実です。
それを理解した上で、日産はSUVに先進的な機能を装備する方向性でアップデートを進めてきました。マイナーチェンジを繰り返し、ドライバーのニーズに逐一応える姿勢が、長年人気を保っている理由の一つだと考えられます。
【X-Trail (Nissan)】
3代目となる新作では濡れ物汚れ物などな積載を考えた内装や、ラフモードの走行を用意にするオールモード4×4システムなどレジャー用途のスペシャリスト。燃費16.4km/hと環境性能も抜群。 pic.twitter.com/zYU3DzwmHw— クルマ団吉 (@carlife8) May 13, 2020
決して大き過ぎず、個人の楽しみを追求できるクルマに仕上げる
生粋のアウトドア好き・オフロード好きは、ランドクルーザーのような大型のSUVを選ばない傾向があります。車重が重いため、ぬかるみにはまると沈んでしまい、スタックしてしまうことも珍しくないからです。
また、日本の狭い道路環境では、大きな車は駐車スペースを探すにも難儀します。よって、日本の規格・オフローダーのニーズに合った、ちょうどよい大きさのエクストレイルが、広く人気を集めたのは自然なことだったのかもしれません。
○金額の面でライバルに差を付けた
走行性能や居住空間・悪路走破性だけで判断するなら、エクストレイル以上の実力を持つ車は、国産車・外国車問わず存在します。しかし、スペックが高くなればなるほど料金も高くなり、購入する段階でドライバーは二の足を踏んでしまうのです。
その点、エクストレイルの価格帯はライバルに比べて低価格で、例えばフォレスターと比較した際、グレードによっては60万円ほどの差があります。家族が多ければ多いほど、車にかける予算は限定されますから、エクストレイルは予算面でもバランスが取れた車と言えるでしょう。
総じて高いユーザーの評判
エクストレイルの評判は総じて高く、どの世代の車でも「5段階評価で4」を取れる評価が目立ちます。高い評価につながった要素を掘り下げていくと、開発段階での方向性が正しかったことを裏付ける意見が数多く見られました。
10年以上経過しても古臭くないデザイン
高評価のユーザーからは、初代を長年乗り回しているという声が多く、飽きのこないデザイン・価格の割には見栄えが良い、といった意見が聞かれます。高級路線ではなく、汚れでも大丈夫というキャラクターも、家族連れなどに好評のようです。
見た目よりも乗降がスムーズで、圧迫感も少ないインテリアとなっています。エクストレイルは、誰が乗っても満足できる車を作り、成功した好例の一つと言えそうです。
日産・エクストレイル
キープコンセプトの2代目タフギア。広いフルフラットラゲッジにアンダートレイ、防水シート等使い倒せる道具感が受け販売トップを維持。世界初ポスト新長期規制にクリアしたクリーンディーゼル車も登場。超個性的アイテム、ハイパールーフレールも健在pic.twitter.com/B2GbSQuLOe— 個性的な車を偏見で紹介するbot (@kuroiroSURFbot) April 30, 2020
MTファンの評価も高い
エクストレイルでは、MTのグレードも用意されていて、長年乗り続けているドライバーは少なからず存在します。「実燃費は16.9km/l」というレビューも見られ、車がなければ生活できない田舎であっても十分燃費を考慮して走れる機能性を備えているようです。
大柄な車体の部類に位置するため、1速・2速の加速感は少ないものの、高速走行は無難にこなせるオールラウンダーという意見もあります。運転技術に応じて燃費が向上するのは、ドライバーにとっては嬉しいところかもしれません。
燃費と見通しの悪さが難点か
ハイブリッドモデルが追加された3代目からは、ミッションは全てCVTのみというラインナップとなりました。この傾向から、燃費に対してよりシビアな意見が集まるようになります。
ドライバーの運転状況によっては、MT車より燃費が落ちるケースも珍しくないものの、ライバル車と比較して特段燃費が悪いわけではないようです。
また、運転性能の向上に反して、視界の悪さがデメリットとなっており、特に運転席から左前方を見た際の死角は、横断歩道を歩く歩行者が見えなくなるレベルです。事故を防ぐためにも、運転中は各所に気を配ることが求められます。
エクストレイルのライバル車は、違う魅力を持っている
エクストレイルのライバル車として知られる車は、それぞれが魅力的な要素を備えているものの、エクストレイルとは異なるメリットを提供しています。
価格帯も高めの車が多いため、エクストレイルの機能では満足できないドライバーにとって、もう一段上の乗り心地・使い心地を提供してくれることでしょう。
トヨタ・ハリアー
高級クロスオーバーSUVとして人気があり、優雅な走りを楽しめます。アウトドアを乗りこなすというよりは、都会で余裕のある走りをするための車として選ばれます。
子供が大きくなり、外に出かける機会も少なくなった段階で買い替えを検討する層も存在しており、年齢相応のラグジュアリー感を満たすモデルの一つです。
ラパン乗り潰した数年後ハリアー良いかも pic.twitter.com/NeZwr2hsrn
— ❄️ゆり❄️ (@te77e9ded78z8hr) May 17, 2020
マツダ・CX-5
ミドルサイズのSUVとしては、エクストレイルとライバル層が被る車です。エクストレイルが機能的な内装となっているのに対し、CX-5は逆に質感を高めており、ディーゼルエンジンの改良も進んでいます。
アウトドアメインで考えるならエクストレイルを、一般的な用途で遠距離を乗りこなすならCX-5を選ぶと、不満が少ないかもしれません。
スバル・フォレスター
走りの質でライバルとなるのは、オンロードの快適性を保ちつつ、SUVとしてのバランスを取っているフォレスターです。SUVながらも乗用車同様の安定性を誇る車で、アイサイトのような安全技術も備えています。
雪道を安心して走れる「X-MODE」の実力を評価する声も多く、寒冷地でのニーズは高い一台です。
おわりに
エクストレイルは、ユーティリティの面で使い勝手の良さを実現しつつ、SUVとしての走りを比較的安価に楽しめる車です。また、先進的な装備やデザイン性の高いエクステリアなど、代替えする際に目新しさを兼ね備えている点も魅力です。
燃費の悪さ・見通しの悪さをデメリットに挙げる意見も見られますが、必ずしも全ての人に当てはまる要素ではなく、それを補って余りあるメリットが多数存在します。
ファミリー層はもちろん、遊びや趣味のために本気で一台の車を使い倒したい人にとっては、購入を検討する価値が十分にある車です。
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